アメリカのクレジットヒストリー

はじめに

    アメリカで長期間滞在(1年を超える場合)するとき,良いクレジットヒストリー・クレジットスコアを維持することが,より良い条件でローン契約を行ったりクレジットカードを作る上で重要です. 日本でも2000年代から,特にクレジットカードの作成時にクレジットヒストリーを参照するようになってきましたが,アメリカでは,クレジットカード作成時だけでなく,銀行ローン,携帯電話,公共料金の支払いなど,お金に関係する多くの契約ではクレジットヒストリーが参照されることが多くあります.

    良いクレジットヒストリーを構築・維持するには,定期的にクレジットスコアを確認し,それを良い方に持っていくようにする必要があります. また,クレジットヒストリーに間違いがないか確認し,もし間違いがあればクレジットヒストリーを修正する必要があります. そのためには,クレジットスコアについて良く理解することが重要です.

 

カード会社から届く入会プロモーションに入っているクレジットカードのサンプル

カード会社から届く入会プロモーションに入っているクレジットカードのサンプル例

 

クレジットヒストリー

    始めてアメリカに来た時には,アメリカでのクレジットヒストリー(クレジットカードの利用歴,ローンの利用歴)がないので,クレジットカードを作ることが困難です. 逆に,クレジットヒストリーを構築するには,クレジットカードを利用して, その支払い歴をクレジットヒストリーに残す必要があります.

    クレジットヒストリーを構築する方法として,一般に,"Secure Card" (概念はデビットカードと似ている)を作る方法が知られています. これは,銀行に利用限度額以上の貯金をしておき,その銀行口座から利用分を 引き落とすカードで,その利用歴をクレジットヒストリーに残すことで,クレジットヒストリーを構築します.

    日本から赴任する場合,アメリカ発行で 日本人向けにアメリカで発行するクレジットカードを作り, それを毎月利用し確実に支払いを行い,クレジットヒストリーを構築する方法があります.

    私の場合,まず,Premio カードを作成しました.このカードを利用を続けて約10ヶ月すると,いろいろなところからクレジットカードの案内(pre-approved) が届くようになりました.ただし,それらのカードは,全て年会費ありのもので,いわゆる,「サブプライム」向けのカードでした.

 

 アメリカ発行で 日本人向けにアメリカのクレジットヒストリー無しでも発行してもらえるクレジットカード例(日本の収入を考慮した審査あり)

プレミオカード ANAカード JAL USA カード
プレミオカード アメリカ発行 ANAカード USA JAL USA Card

 

    ちなみに,最初の10ヶ月間に自分から発行申請したカード(Foly's のカード,King Soopers の1,2,3 リベートカードなど)は,全てヒストリーが不十分という理由で却下されました.何度もトライしましたが,それが逆効果(クレジットスコアを下げる)になっていたかもしれません.

    自分で申請したカードで初めてパスしたのは,AAA(日本のJAFのような組織) のカード(ガソリンのみリベート付き)です.当時,アメリカからの収入がなく,クレジットヒストリーに記載されている収入欄は,N/A (該当無し) を書く必要があったが,これでは審査をパスできません. そこで,日本の収入証明書(英文)を添付して送ったところ無事カードが発行されました. このカードは今でも持っています(12年経過).古いカードはなるべく解約せず,またそれを定期的に利用することによりクレジットスコアを高くすることができます.

    Premio カード作成後1年ちょっと過ぎたことから,年会費無料のカードの案内 (pre-approved) が届くようになりました. そのうち,1件に返事を出したところ,すぐにカードが発行されました. その後,案内はだんだん多くなり,数年後には,1週間に2,3通届くようになりました.

    1つのポイントは,郵送での案内が届くように,住所を迷惑郵便防止アドレス登録しないことです. 郵便で届いた申込書には,既に pre-approved (既に承認済み)のものが多いので,自分で申請するよりも審査をパスしやすくなります(申請後,クレジットヒストリー会社への参照(hard inquiry) がある場合があり,その時のクレジットスコアが条件を満たしていないこともあるので絶対ではありません).

    渡米1年半を過ぎてから,年会費無料で,かつ,ポイント付きカードの 案内が届くようになりました. そこで,一番古いカードは残して,それ以後に作ったカードを解約し,より良い条件のカードに切り替えていきました. 一旦,ヒストリーを構築すれば,待つほど良い条件のカードの案内が届くようになります.

 

クレジットヒストリー管理会社 主要3社

会社名        リンク
Equifax       http://www.equifax.com/
Experian      http://www.experian.com/experian_us.html
rans Union     http://www.transunion.com/

 

    クレジットカードの発行,ローンの申し込みをした際,参考にされるのが 上記の主要クレジットヒストリー提供会社の情報です. 今まで所有していたクレジットカードの限度額・残高・支払い歴,また,ローンの支払い歴が記録されています.

    誤った記録が載っていないか,上記の管理会社の情報を定期的にチェックし,誤りがあればカード発行会社の直接修正する必要があります.年1回まで各社から無料でクレジットレポート(過去のクレジットカードやローンの支払い状況のレポートでクレジットスコアではありません)を請求することができます.

 

クレジットヒストリー